1.6 · 変更履歴
スラッシュコマンド、要約機能、改良されたエージェントターミナル
カスタムスラッシュコマンド
再利用可能なプロンプトを作成し、チームとすばやく共有できるようになりました。Commands は .cursor/commands/[command].md に保存されます。Agent の入力フィールドで / を入力し、ドロップダウンメニューからコマンドを選択して実行します。
これらのコマンドは、リンターの実行やコンパイルエラーの修正、詳細な説明と Conventional Commits 形式のメッセージを含む PR の作成などに活用できます。
要約トリガー
Cursor は、コンテキストウィンドウの制限に達したときに、長い会話を自動で要約します。これに加えて、/summarize スラッシュコマンドを使って、必要なタイミングでコンテキストをオンデマンドに要約できるようになりました。新しいチャットは作成したくないが、コンテキストウィンドウの空き容量を増やしたいときに便利です。
MCP リソースのサポート
MCP リソースのサポートを追加しました。Resources によって、サーバーはファイル、データベーススキーマ、アプリケーション固有の情報など、言語モデルにコンテキストを提供するデータを共有できるようになります。
さらに、MCP で変数の埋め込み(文字列補間)がサポートされるようになりました。これにより、MCP サーバーの設定を記述する際に、文字列内で環境変数を使用できるようになります。

Agent 用ターミナルの改善
Agent がシェルコマンドを実行するためにターミナルを起動する際、その環境の安定性と信頼性を大幅に向上させました。
これにより、ターミナルコマンドがハングしたり、タスク完了時に正しく終了しないという既知の問題が解消され、SSH 利用時の体験も改善されています。
また、ターミナル UI を磨き上げ、実行速度を高速化し、シェルコマンドがユーザーの承認を必要とする場合に OS 通知を行うようにしました。