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2.0 · 変更履歴

新しいコードモデルとエージェントインターフェース

マルチエージェント

新しいエディタのサイドバーから、エージェントとプランを管理できます。

1つのプロンプトに対して、最大8つのエージェントを並行実行できます。これを実現するために、ファイル競合を防ぐ git worktrees またはリモートマシンを利用します。各エージェントは、コードベースの独立したコピー上で動作します。

Composer

Cursor 初のエージェント型コーディングモデルです。Composer は、同等の性能を持つモデルと比べて 4 倍高速な最先端モデルです。

Browser (一般提供)

1.7 でベータ版としてリリースされた Agent 向け Browser が、一般提供となりました。2.0 では、企業チームが Browser を利用できるよう、追加のサポートを行いました。

Browser はエディタ内に埋め込めるようになり、要素を選択して DOM 情報を Agent に送信できる強力な新ツールも利用できます。browser の使い方について詳しくは、こちらをご覧ください。

改良されたコードレビュー

Agent が行った複数ファイルへの変更を、個々のファイルを行き来することなく、まとめて確認しやすくなりました。

サンドボックス化されたターミナル(GA)

バージョン 1.7 のベータ版で提供していたサンドボックス化されたターミナルが、macOS 向けに GA となりました。バージョン 2.0 では、macOS 上ではエージェントのコマンドがデフォルトで安全なサンドボックス内で実行されます。

(まだ許可リストに登録されていない)シェルコマンドは、自動的にサンドボックス内で実行され、ワークスペースへの読み書きは可能ですが、インターネットにはアクセスできません。sandboxing の詳細はこちらをご覧ください。

チームコマンド

Cursor ダッシュボードで、チーム向けのカスタムコマンドやルールを定義できます。

これらのコンテキストは、ローカルのエディターにファイルを保存する必要なく、チームメンバー全員に自動的に適用され、チーム管理者によって一元管理されます。

ボイスモード

組み込みの音声認識(speech-to-text)を使って、音声で Agent を操作できます。設定で独自の送信キーワードを指定し、そのキーワードで Agent の実行を開始させることもできます。

パフォーマンスの向上

Cursor は、定義へジャンプ、ホバー時のツールチップ、診断などの言語固有機能に Language Server Protocol (LSP) を使用しています。

あらゆる言語で、LSP の読み込みおよび利用時のパフォーマンスを大幅に改善しました。これは特に、Agent を使って作業したり diff を確認したりするときに体感しやすくなっています。

Python と TypeScript の LSP は、利用可能な RAM に基づいてメモリ上限を動的に設定することで、大規模プロジェクトでもデフォルトでより高速に動作するようになりました。

また、いくつかのメモリリークを修正し、全体的なメモリ使用量も改善しました。

バックグラウンドでのプランモード

あるモデルでプランを作成し、別のモデルでそのプランを実行できます。プランの実行をフォアグラウンドまたはバックグラウンドから選べるほか、並列エージェントで複数のプランを同時に立ててレビューすることも可能です。

チームで共有できるコマンド

カスタムルールやコマンド、プロンプトをチーム全員で共有できます。Cursor Docs からディープリンクを作成できます。

改良されたプロンプト UI

ファイルとディレクトリが、ピル状のチップとしてインライン表示されるようになりました。タグ付きコンテキストを含むプロンプトのコピー&ペーストも行いやすくなっています。

コンテキストメニューからは、@Definitions、@Web、@Link、@Recent Changes、@Linter Errors など、多くの明示的な項目を削除しました。Agent は、プロンプト入力でコンテキストを手動で添付しなくても、自動的にコンテキストを収集できるようになりました。

Agent Harness の改善

すべてのモデルで Agent を扱うための基盤となるハーネスを大幅に改善しました。これにより品質が大きく向上し、特に GPT-5 Codex で効果が顕著です。

Cloud Agents

Cloud Agents は、99.9% の信頼性、即時起動、そしてまもなくリリース予定の新しい UI を備えるようになりました。また、エディタからエージェントをクラウド上で実行する際の操作体験も向上しました。

企業向け Cursor

Sandboxed Terminals: 管理者向けコントロール

企業プランでは、チーム全体に対して Sandboxed Terminals の標準設定 を強制適用できるようになりました。サンドボックスの利用可否、Git へのアクセス、ネットワークアクセスをチーム単位で設定できます。

フック: クラウド配信

企業プランのチームでは、web dashboard から hooks を直接配信できるようになりました。管理者は新しいフックの追加、下書きとしての保存、どのフックをどのオペレーティングシステムに適用するかの選択を行えます。

監査ログ

Cursor では、ユーザーアクセス、設定変更、Team Rule の編集、メンバー管理などの管理イベントのタイムスタンプ付きログを表示できます。

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