Cursor Enterprise のご紹介
Cursor は、Salesforce、NVIDIA、PwC をはじめとする数万社の企業で活用され、プロダクトの開発速度を高め、堅牢なソフトウェアの構築を後押ししています。
企業チームをさらに支援するため、Cursor のコーディングエージェントをより高機能・透明性・安全性の高いものにする新機能を公開します。
フック
Hooksを使うと、カスタムスクリプトでエージェントのループを監視・制御・拡張できます。
{
"version": 1,
"hooks": {
"beforeSubmitPrompt": [
{
"command": "./audit.sh"
}
],
"beforeShellCommand": [
{
"command": "./audit.sh"
},
{
"command": "./allowlist.sh"
}
]
}
}Cursor Hooks を当社のエンジニアリングインテリジェンスプラットフォームに統合することで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体で AI が開発者の生産性に与える影響をより的確に把握でき、エンジニアリングリーダーは、より賢明な意思決定に必要なインサイトを得られます。

フックでできること:
- 可観測性を追加: 将来の分析に備えて、エージェントのアクション、ツール呼び出し、プロンプト、出力(完了)をログに記録します。
- エージェントのフルループを制御: コンプライアンスポリシーを強制し、未承認のコマンドを遮断し、シークレットや機密・専有コードをリアルタイムでマスク/除去します。
- コードで Cursor を拡張: 外部システムと連携し、コンテキストを取り込んだり、自動処理を起動したりできます。
Hooks は MDM 経由、またはCursor のクラウドオプションで配布できます。
チームルール
Team Rulesは、組織内のすべての開発者に共通のコンテキストとベストプラクティスを提供します。

Team Rules により、当社のエージェントは Duolingo の開発方針と常に足並みをそろえられます。開発者を最適なパターンへ自動で導いてくれるので、修正に費やす時間が減り、リリースにより多くの時間を割けます。

ルールは、API スキーマの標準化、規約の徹底、一般的なワークフローのガイド化に役立ちます。管理者は、クラウドダッシュボードから、ルールを「推奨」または「必須」に設定できます。
アナリティクスの強化
リーダーがチームのAI活用状況を把握できるよう、アナリティクスを刷新しました:
- 日々のアクティビティとトップユーザーを一目で確認
- CLI、Background Agent、Bugbot の採用データ
- コミットごとに、AIが生成したコード行の割合を表示
- Active Directory のグループでデータを絞り込む
- 各可視化ごとの複製用データのエクスポート(API または CSV 経由)
- データは24時間ごとではなく2分ごとに更新されます

新しい利用状況のリーダーボードのおかげで、パワーユーザーを可視化し、彼らのワークフローを学べるようになりました。より洗練されたダッシュボードにより、データを信頼して意思決定・実行しやすくなりました。

アップグレード版ダッシュボードは本日から一般提供を開始し、クライアント 1.7 以降では 8 月 27 日以降のデータが利用できます。
監査ログ
監査ログにより、管理者はセキュリティの変更からルールの更新まで、プラットフォーム上のあらゆる重要なイベントを完全に把握できます。
現在、アクセス、アセットの編集、設定の更新など、19種類のイベントタイプを追跡しています。

監査ログはウェブダッシュボードで閲覧でき、CSV形式でエクスポートできます。
サンドボックス モード
サンドボックスモードは、制限された環境でエージェントのターミナルコマンドを実行し、より迅速かつ安全に反復を行えるようにします。
既定では、サンドボックスはネットワークアクセスをブロックし、ファイルアクセスをワークスペースと/tmp/に限定します。
制限によってコマンドが失敗した場合、ユーザーはそのコマンドをスキップするか、サンドボックスの外で再実行することを選択できます。
企業管理者は、サンドボックスの有効化可否やチーム全体の Git およびネットワークアクセスを制御できます。
弊社チームとの連携
私たちは、AI を活用して開発するチームにとって Cursor を最高のプラットフォームにしたいと考えています。これらの機能の多くは、世界有数の先進的な企業との取り組みから着想を得たもので、ぜひ皆さまのチームともご一緒に前進させていきたいと考えています。