CLI の改善と Mermaid ASCII ダイアグラム
このリリースでは、CLI からクラウドへプランを引き渡す機能、ASCII ダイアグラムのインラインレンダリング、多くの使い勝手の向上を追加しました。
CLI におけるプランモードの改善
プランが生成されると、CLI に常に表示される選択メニューが出るようになりました。プランを実行する方法として、クラウドでビルドするか、ローカルでビルドするかを選択できます。
/plan を入力すると、現在のプランとそのアクションメニューに戻ることができます。さらに、プロンプトバーにキーボードショートカットを追加し、矢印キーでオプションを移動し、選択したオプションを実行するには Enter、クラウドビルド("Build in cloud")のショートカットとして Shift+Enter を使えるようにしました。
CLI での Mermaid ASCII 図
Mermaid のコードブロックが、CLI での会話内で ASCII 図としてインライン表示されるようになりました。フローチャート、シーケンス図、ステートマシン、クラス図、ER 図などをターミナル上に直接表示できます。
Ctrl+O を押すと、レンダリングされた図と元の Mermaid ソースコードの表示を切り替えて、両方の表現を確認できます。
その他の改善点
CLI でも、ツール周りや使い勝手、信頼性にフォーカスした多くの改善を行いました。
- CLI での AI コードと会話が Cursor Blame によってトラッキングされるようになりました。
- Prettier、Biome、pre-commit フックなどのフォーマッタでコードが書き換えられても、AI コードの帰属情報が Cursor Blame によって保持されるようになりました。
- ファイル削除が Cursor Blame によってトラッキングされ、コードのライフサイクル全体が反映されるようになりました。
- Linux 上のクリップボード操作が Wayland (
wl-copy) と X11 (xclip) の両方で動作し、デスクトップ環境をまたいだ互換性が向上しました。 - Agent セッションが JSONL 形式のトランスクリプトとして保存されるようになりました。ヘッドレスモードでもトランスクリプトを書き出すため、非対話実行のレビューやデバッグがしやすくなります。
- CLI が会話のトランスクリプトを保存し、Agent がコンテキストとして利用できるようになりました。
- WebSearch と WebFetch のドメイン許可リスト設定を統一しました。
- 既知の安全な URL(例: Cursor のドキュメント)は、許可ダイアログなしで自動承認されるようになりました。
- MCP サーバーのクレデンシャルがセッション中に期限切れになった場合でも、これまでのようにサイレントに失敗するのではなく、Agent がオンデマンドで再認証できるようになりました。
- MCP サーバーの承認をスキップした場合、そのセッション中は繰り返しダイアログが表示されるのではなく、無効なままになります。
- CLI の サンドボックス は、ネットワークアクセス制御をより細かく設定できるようになりました:ユーザー設定のみ、ユーザー設定 + デフォルト、すべて許可 のいずれかを選択できます。
/resumeは作成時刻ではなく最後のやり取り時間でソートされるようになり、直近の会話が先頭に表示されます。- モデルの推論・思考ブロックが、ストリーミングと同時にインラインでレンダリングされるようになりました。
- Markdown テーブルでセル内のテキストが折り返されるようになり、罫線がボックス描画になって、エスケープされたパイプも正しく扱えるようになりました。
- メッセージ送信後すぐにメッセージが表示され、モデルの生成が完了した時点で「Generating...」インジケーターが消えるようになりました(ストリームの完了を待つ必要はありません)。
/auto-run、/max-mode、/vimといったコマンドは、1 回の呼び出しでオン・オフを切り替えられるようになりました。現在の状態はコマンドの説明に表示されます。- スラッシュコマンドは、入力した文字列とのマッチ度に基づいてランキングされ、同率の場合は最近の利用状況が優先されます。
- Emacs 風のナビゲーションを追加しました:上下移動には
Ctrl+N/Ctrl+P、キャンセル/クローズにはCtrl+Gが使え、既存の矢印キーやEscと併用できます。 - 新しいキーバインドを追加しました:
Alt+Deleteで前の単語を削除、Ctrl+Dでアンケート形式のプロンプトを終了できます。 --yoloと--forceフラグを使うことで、ワークスペースの信頼を承認し、MCP 確認プロンプトをスキップし、自動実行を有効化し、Web ツールを有効化できます。- ツールの出力で、「Cancelled」(ユーザーが停止した)と「Interrupted」(外部から停止された)が区別されるようになりました。
- サンドボックスが利用できない場合、利用している OS ごとにその理由を説明するメッセージが表示されるようになりました。
- パディングを減らし、シェルプロンプトからサンドボックスのロックアイコンを削除し、CLI インターフェース全体の余白を引き締めました。
- CLI 出力が、利用中のターミナルの背景がダークかライトかを検知し、それに合わせて色を調整するようになりました。
- シェルおよびタスクの所要時間が、分と秒で表示されるようになりました。
- インタラクティブに利用可能になるまでの時間を短縮するために、自動アップデートがバックグラウンドで実行されるようになりました。
- 起動時間を短縮しました。
- 転送エラーや停滞時に接続を自動的に再試行し、チェックポイントを考慮した状態復元を行うようになりました。
- バックグラウンド サブエージェントの再開が、実行中のサブエージェントを割り込まずにキューイングされるようになりました。
- 403 エラーがログアウトを引き起こさないように修正しました。
- ワークスペースの信頼が必要な場合にヘッドレスモードがハングする問題を修正し、
-forceでワークスペースを暗黙的に信頼するようになりました。 approvalMode: "unrestricted"が、-forceを必要とせずに正しく反映されるようになりました。- チェックポイントが存在しない場合でも、状態が正しくロールバックされ、ユーザーのテキストが保持されるように、復元中断処理を修正しました。
- 非 Git ワークスペースでの
resumeの問題を修正しました。 - モデル名変更後の古いモデル参照が発生する問題を修正しました。
Shift+Tabでトグルした際に、deleteや MCP ツールに auto-run が適用されない問題を修正しました。- iTerm2 で改行用の
Ctrl+Jが動作しない問題を修正しました。 - sudo askpass ヘルパーを堅牢化し、macOS での sudo プロンプトの問題を修正しました。
- Windows で Delete キーが backspace ではなく forward-delete として送信される問題を修正しました。
- 状態遷移中に重複して描画アーティファクトが発生する問題を修正しました。
- ライトテーマ利用時に、ユーザーメッセージの色の読みやすさに問題があった点を修正しました。
sandbox.json内の相対パスが、その設定ファイルの場所を基準に正しく解決されるようになりました。